恋は光

「恋は光」最終巻読了。恋とは何なのか考える人には、1つの参考となるに違いない。

 

恋は光 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

 恋愛は理屈ではない、という考えは最も一般的で普遍的なものだろう。自分もそう感じてきたし、なんとなく不思議に思っていた。今も自分はあの子に夢中だし、それは理屈ではないのだろう、でもなんだかうまく消化できなそうな気がする。だったらこのもやもやした気持ちについて考えよう。そう考えた時にこの作品に出会った。

主人公は人の恋心が光って見えるという不思議な青年。一見SF?とさえ思ってしまう。しかし、この物語には現実感がある。それは登場人物たちがみんな「恋」という、理屈では語れないだろう事象を比較的理詰めで語ろうとしているからである。主要登場人物たちの、理性と本能の間で揺れる姿に、「実際」を感じた。

「恋に付随して発生する行動や感情、それらは正しい・美しい物ばかりではない」という東雲さんの言葉に、パズルのピースが埋まった気がした。

それと、出てくる女の子たちの服装、表情、全てがめちゃくちゃキュートな作品。

北代さん、すげーかわいいっす。

 

文体、やっぱ崩そ。